JBS新春セミナー2026のテーマ「価値」を解説。
価値と付加価値の違い、7つの価値分類、顧客LTVから見たサロン繁栄のヒントを紹介します。

2026年のJBSテーマは「価値」。
昨年のテーマ「独自化」から一歩進み、今年は【選ばれ続けるサロン】の本質に踏み込みます。
2026年新春セミナー「価値」について
私たちはアイブロウの専門家として、美容業界は、SNSには情報があふれる時代に入り、価格競争・集客競争は激化しています。
それでも繁栄するサロンと、苦しくなるサロンの差は何か?
答えはシンプルです。
それは「価値提供ができているかどうか」。
では、その「価値」とは何でしょうか!?
そして、価値を届けられるサロンは、なぜ自然に選ばれ続けるのでしょうか!?
今回のブログでは、新春セミナーでお伝えした内容を、サロン経営・現場に落とし込めるように整理してお届けします。

1. 価値とは何か?—「安い」でも「上手い」でも「流行」でもない

セミナーでは、一般的な価値の定義としてこうお伝えしました。
価値とは「相手の人生・行動・選択に良い変化をもたらすもの」。
ここで大切なのは、「価値=価格」ではないということ。
- 安い=価値ではない
- 上手い=価値とは限らない
- 流行っている=価値でもない
たとえば、技術が上手くても「不安」「怖い」「説明がない」「何をされるかわからない」と感じれば、お客様は次に来ません。逆に、技術が同等でも「安心」「納得」「信頼」「またお願いしたい」と感じれば、選ばれ続けます。
そしてもう一つ、
「あなたにとっての価値と、お客様にとっての価値は同じですか?」
価値は、万人に共通することもありますが、基本的には
「個人の感じ方に左右される主観的なもの」
でもあります。
つまり、「私が良いと思うもの」ではなく、「お客様が価値だと感じるもの」を読み取り、言語化し、分かりやすくして届けることが必要です。
2. 価値の7つの種類—サロンが「何を提供しているか」を見える化する
価値は一つではありません。セミナーでは、価値を次の7つに整理しました。
① 感情価値
心が動く・満たされる・思い出・安心・自己肯定感。
⇒アイブロウは、顔の印象が変わるだけでなく、気持ちが整い、前を向ける力になる。ここに大きな価値があります。
② 利便性価値
楽・早い・簡単・時短・手間が減る。
⇒「朝のメイクが楽」「左右差に悩まない」「失敗しない」—これは忙しいお客様ほど喜ばれます。
③ 機能・性能価値
結果が出る・変化が分かる・品質・効果。
⇒ビフォーアフター、似合わせ、表情の印象変化など、技術者として“結果”で語れる価値です。
④ 信頼・安心価値
資格・実績・理論・第三者評価・任せられる安心感。
⇒JBS生はここが強い!学びの背景があり、検定・特許という客観性があり、理論という根拠があります。
⑤ 自己表現価値
私らしさ・誇り・アイデンティティ・なりたい自分。
⇒「こう見られたい」「こう在りたい」を眉で表現できるのは、アイブロウデザインの大きな力です。
⑥ 社会的価値
他人からの評価・第一印象・信用・立場・見られ方。
⇒眉は第一印象を左右し、仕事・恋愛・人間関係の“入口”を整えます。
⑦ 成長・未来価値
学び・成長・可能性・将来への投資・自己変革。
⇒お客様にとっては「未来の自分が変わるきっかけ」技術者にとっては「学び続ける姿勢そのもの」が価値になります。サロンが強くなる第一歩は、自分の提供価値が「どの価値」なのかを自覚して言語化することです。
3. 価値と付加価値の違い—「選ばれる理由」を履き違えない

ここで、多くのサロンが迷いやすいポイントがあります。
それが 「価値」と「付加価値」の違いです。
価値(Value)とは
お客様が「それを選ぶ理由」そのもの。存在意義・本質。
例:「この眉にすると、自信が持てる」「この人に任せると安心できる」価値は、なくなると“選ばれなくなる”ものです。
付加価値(Added Value)とは
本来の価値に「後から足された要素」。差別化・魅力づけの“上乗せ”。
例:ドリンクサービス、丁寧な説明、高級な内装、アフターフォローLINE、他の技術ができる等。
しかし、ここに落とし穴があります。
付加価値だけを積み上げると、体力勝負になり、いずれ疲弊します。
一方で、本質の価値が磨かれていれば、付加価値は“必要な分だけ”で十分になります。
4. 付加価値の構造—顕在ニーズと潜在ニーズを見抜く

付加価値を上手まとめると、ニーズの2種類を理解する必要があります。
それが 「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」です。
| 顕在ニーズ | お客様自身が「欲しい」と明確に意識しているニーズ |
| 潜在ニーズ | 実は自分では気づいていない、心の奥にあるニーズ(「こんなことしてみたかった!」など) |
アイブロウデザイン・ワキシングケアで言えば、顕在ニーズには、
「眉毛の生え方がコンプレックス」
「彼ができたので綺麗になりたい」
「職場を変えたからイメージ変えたい」
「自分でお手入れができないから」
などが挙がります。
一方、潜在ニーズには、
「痛そうだから興味ない」
「自分の眉毛に興味がない」
「デザインは自分でメイクできるから必要ない」
「眉毛がないから関係ない」
など、一見“不要”に見える言葉が並びます。
ここがプロの出番です!!
潜在ニーズの言葉は、拒否ではなく“未理解”であることが多い。
つまり、価値をまだ知らないだけ。
だからこそ私たちは、理論に基づいて「何がどう変わるのか」「なぜそれが必要なのか」を、相手が理解できる言葉で届けます。
価値提供とは、押し売りではありません。
お客様が気づいていない“望む未来”を言語化し、安心して選べる状態をつくることです。
5. 価値と価格—価格は「価値の数値化」。だから説明できる人が強い

セミナーでは「価格とは何か」をこう定義しました。
価格とは「お金でどれだけの価値があるか」を数値化したもの。
一方、価値は主観的で、お客様の感じ方で変わります。
だからこそ、同じ施術でも「高い」と感じる人もいれば、「安い」と感じる人もいる。
ここで重要なのは、技術者側がこう思い込まないことです。
「この価格なら当然理解してもらえる」
「この技術は価値があるはず」
価値は“ある”だけでは伝わりません。価値は、伝わって初めて価値になる。
つまり、私たちの仕事は「施術」だけでなく、価値の翻訳(言語化)でもあります。
6. サロン繁栄の指標—LTV(顧客生涯価値)で“価値”を経営に落とす
価値を語るとき、感情論だけで終わらせないことも大切です。
セミナーでは、サロンの目標指標として次を提示しました。
| 新規 | 25〜30% |
| リピート | 70〜75% |
| 初回再来率 | 70%以上 |
| 来店頻度 | 毎月1回 |
| 継続年数 | 3〜5年以上 |
アイブロウの例として、5,000円 × 毎月1回 × 5年 = 30万円/1人。
つまり、1人のお客様は“30万円の資産価値”になり得る。

新規は広告費がかかる(高コスト)一方、リピートは利益率が高い(低コスト)。
だからこそ、サロン繁栄の鍵は「新規を集め続ける」ではなく、価値提供でリピートを育て、継続年数を伸ばすことにあります。
価値が伝わるほど、信頼は積み上がり、紹介が生まれ、LTVは上がります。
7. 2026年は「価値創り」—技術者から“評価されるプロ”へ

「技術をできるから評価されるへ」。
技術ができることは、プロとしてのスタートライン。
そこから一歩進んで、「評価される」ためには、価値を創り、価値を伝え、価値を届ける力が必要です。
最後に、今年の合言葉をもう一度。
2026年スタート。今年は「価値創り」。
一緒にサロンを盛り上げて行きましょう!!
今日からできる“価値創り”の小さな一歩(JBS生へ)
1.あなたのサロンの価値を、7種類で棚卸しする
「私は何の価値で選ばれている?」を言語化する。
2.顕在ニーズと潜在ニーズの“言葉”を集める
お客様の口から出た言葉は、価値創りの宝です。
3.価格ではなく価値で説明する練習をする
「なぜその価格なのか」を、“お客様の未来”で語れるようにする。