はじめに
ジャパンブロウティストスクール(JBS)の卒業生は、なぜ長くお客様に支持され続けているのでしょうか。
その理由は「カリキュラムの内容」にあります。JBSは流行に左右される教育ではなく、一生通用する技術者を育てる体系化された教育設計を守り続けてきました。この記事では、JBSカリキュラムに込められた想いと、その背景にある理念、そして「2刀流の極意」とも呼べるJ.BROWメソッドの全貌を紹介します。
JBSカリキュラムが生まれた背景
美容業界の教育の課題
美容業界には短期講座や「すぐに学べる」「すぐに稼げる」といった宣伝が溢れています。短期間で成果を求める人にとって魅力的に見えますが、得られるのは一時的なスキルにすぎません。基礎や理論を省いた学びは、長期的にキャリアを支える力にはならず、結果として「スクール難民」が生まれる大きな要因となっています。
JBSが教育に大切にしてきた視点
JBSは創立当初から、流行や短期的な収益性ではなく、長く生き抜ける教育を目指しました。その根底には、「一生食べていける技術を育てる」「一生お客様に選ばれ続ける技術者を育てる」という理念があります。
カット、シェービング、糸脱毛、ワックス脱毛、ブロウラミネーション(眉毛カール)、アートメイクなど、眉を整える技術にはさまざまな方法があります。
しかし実際の現場では、「技術の違い」や「目的と手段の整理」が十分に理解されていないケースも少なくありません。
目的と手段を切り分ける
本来の目的は「お客様に似合う眉デザインを描き出し、顔全体を美しく整えること」。その目的を実現するための手段として、カットやワックス脱毛、アートメイクといった技術が存在します。
JBSでは、目的=デザイン力、手段=技術力と切り分け、それぞれに特化したカリキュラムを用意しています。
JBSでは、目的=デザイン力と手段=技術力を切り分け、それぞれに特化したカリキュラムを用意しています。
JBSの「J.BROWメソッド」とは
JBSが長年培い、辿り着いたメソッドは3つの柱にまとめられます。
- 眉学(アイブロウフィロソフィー)
眉を扱うプロは、まず「眉の存在価値」を知る必要があります。人間にとって眉がどれほど大切かを理解することで、アイブロウデザインの意義が見えてきます。これを欠いては、真のアイブロウは語れません。 - アイブロウの目的(デザイン)
眉デザインの基礎知識、種類、さらにデッサンを通じた表現力を養います。最終的には、顔全体をデザインする「整顔眉」を提案できるバランス感覚を身につけます。 - デザインを完成させる手段(ワキシングケア)
ワックス脱毛を使って、眉デザインをより美しく仕上げます。商材の知識、日本人に合った施術行程、安全にリピートできる技術、カウンセリングまでを徹底指導します。
この3本柱を備えなければ、プロフェッショナルとは言えません。
「2刀流教育」の強み
アイブロウデザインに特化
お客様の骨格・筋肉・表情を分析し、最適なデザインを導き出す力を育てます。
アイブロウワキシングに特化
安全性と正確性を重視したワキシング技術を徹底指導。デザインを支える「もう一つの武器」となります。
この両輪を備えた技術者こそ、真にお客様から信頼され、再来店へとつながります。
JBSが最も重視する「デザイン力」
お客様が本当に満足するのは「仕上がりのデザイン」です。ワキシングが正確でも、デザイン力がなければ意味がありません。
再現性と多様性があるデザイン力
お客様は「前回と同じ仕上がり」を求めたり、変化も求められたりします。しかし顔は千差万別。骨格や筋肉の動きも違います。だからこそ必要なのは、分析力とヒアリング力。希望を引き出し、納得のいく仕上がりへ導く力がプロに求められます。
JBSの3ステージ教育
プロコース(基礎)
眉デザイン単体の基礎理論と、そのデッサン技術を習得。
マスターコース(応用)
目元全体のバランスを考えたデザイン力を養成。
エキスパートコース(発展)
顔全体を見据え、アイブロウデザインを提案できるスキルを完成させます。基礎を軽視せず、段階的に積み上げることで真のプロフェッショナルへ成長できます。
基礎を飛ばすと挫折する理由
多くの人は「基礎よりも応用を早く学びたい」と考えがちです。これは野球で例えると、ルールや基礎練習を身につけていないのに、すぐに試合をしたがるのと同じです。誰もが試合に勝ちたいと願いますが、ルールを知らず、基礎力も伴っていなければ結果は負け続き。そのうち「野球は難しい」と感じ、挫折してしまいます。
アイブロウの学びも同じです。基礎を飛ばして応用から始めると、再現性がなくなり、トラブルや失敗を繰り返し、結果的に「やっぱり難しい」と諦めてしまう人が出てしまうのです。
だからこそJBSは、基礎 → 応用 → 発展という3ステージ教育を徹底しています。基礎は一見地味ですが、木の根がしっかり地中に張るからこそ枝葉が広がるように、未来の成長を支える力になります。基礎を固めることで、応用や発展が本当の力となり、やがてお客様に長く選ばれるプロフェッショナルへと成長できるのです。
まとめ
JBSカリキュラムの強みは、流行や一時的なスキルに頼らず、一生お客様に選ばれる技術を育てる体系化された教育にあります。アイブロウデザインとワキシングの技術、この「2刀流」を徹底することで、卒業生は全国で信頼を築き、長く活躍しています。これからもJBSは、基礎を大切にし、普遍的な教育理念を守り続けながら、次世代のブロウティストを育てていきます。