
2025年11月10日、第9回 全国ブロウティスト会議を名古屋で開催しました。
2017年に第1回を開催してから、今年で9年目の節目を迎えた全国会議。
回を重ねるごとに、眉の価値と技術が〝文化〟として育まれてきたことを感じます。
全国から、技術を磨き、学び続ける熱い仲間たちが集い、サロンワークだけでは得られない〝深さと高み〟を共有できる、まさに年に一度の「知と情熱の交差点」となりました。
「独自化×ブランディング」
差別化ではなく、自分たちの軸へ

今年のキーワードは、ずばり「独自化」。
これまでのように、価格・スピード・トレンドで差をつける「差別化」の時代は終わりました。これからのサロンが生き残る道は、「あなたにしてほしい」「このサロンに通いたい」と言われる「唯一無二の存在」になること
そのために必要なのが、「独自化」と「ブランディング」の理解。
JBS福森代表がトークの中で、次のように話されました。
• 差別化とは:競合との比較、他より「良い」と思われること
• 独自化とは:自分たちだけの価値・世界観を構築し、唯一無二だと思ってもらうこと
• マーケティング=価値を届ける手段
• ブランディング=〝あなたらしさ〟を伝える技術
眉という小さなパーツの中に、〝感性〟だけでなく、理論と再現性を持った「技術」があることを、この会議で確信していただけたと思います。
技術を言語化し、再現する。眉デザイン特許の裏側
JBSのアイブロウデザイン理論は、特許を取得しています。
これは単なる「形」ではなく、「お客様の顔型」「骨格」「表情筋」「印象」などを分析し、論理的に〝似合う眉〟を導き出す技術であることが認められたということです。
技術者にとって、「感覚」や「センス」に頼るのではなく、誰でも学び、再現できる設計があることは、未来への希望です。
この特許は、「眉の世界に科学を」。そういう意味を持つものです。
Jオンラインメディカルシステムの発表

JBSでは、新たなサロンサービスの一環として、美容と医療を連携させた「Jオンラインメディカルシステム」を公開。
これは、美容技術者がお客様をトータルでサポートできるよう設計されたJBS独自の新システムであり、業界でも注目を集める発表となりました。
ReBrow(リブロウ)新プロジェクト始動!

長年JBSが温めてきた新しい構想、「ReBrow」プロジェクトがついに始動しました。
このプロジェクトは、美容と医療の融合を軸とした、まったく新しいアイブロウサービスの体系です。
その第1歩として、大阪の美容医療ビルの1階に、モデル店舗となるReBrowがOPEN。
ここを拠点に、今後は全国への展開も視野に入れた構想が発表されました。
〝眉〟の技術が、「外見の美」だけでなく「内側からの健康」ともつながる時代へ。
JBSは、この先端を走るプロジェクトを通じて、眉技術の新たな価値創造に挑戦していきます。
実践と共有!全国の講師陣が語る「現場のリアル」

今回は、以下の実践型プログラムも実施されました。
• デザイン分析の攻略法
• タイパデッサン(時短×再現)の実演とレクチャー
•〝型にはめない〟カウンセリング技術
• デザイントレーニングシートを活用した整顔眉トレーニング
さらに、「現場が語る眉のリアル」と題して、全国の講師陣によるパネルディスカッションも開催。
集客の工夫、失敗談、リピート率アップの工夫、サロンの時代変化など、会場の誰もがメモを取りながら頷き合う時間となりました。
表彰式と新たな認定講師の誕生

全国で受験が広がっているJEBLA検定。
今回も、3級・2級・1級それぞれの合格者が表彰され、新たに4名のJEBLA認定講師(大阪府/西尾有紀子さん・和歌山県/成川ゆきさん・福島県/田中潤希さん・福島県/松浦桃子さん)が誕生しました。
壇上での皆さんのスピーチからは、学びの継続こそがプロフェッショナルへの道であることがひしひしと伝わりました。
「JEBLA認定サロン&公認アイブロウデザイナーの価値」とは

最後に、JEBLA理事の小林郁佳さんから
「公認アイブロウデザイナー」と「JEBLA認定サロン」の社会的価値について語っていただきました。
「眉技術が職人芸ではなく、正当に評価されるために、私たちが〝証明〟していく立場である」
その言葉に、会場中が深く頷き、未来への覚悟を共有しました。
【懇親会レポート】「また来年、共に成長して再会できる仲間たちへ」

会議後は、JBSは一番大切にしている「懇親会」です。
全国ブロウティスト会議の熱気が冷めやらぬ中、夕方から始まりました。
1日を通じて学んだこと、心に響いた言葉、そして技術者としての再確認、全国から集った仲間たちがテーブルを囲みました。

「今日のあの話、胸に刺さったよね」
「うちのサロンでも、やってみたい!」
そんな声が飛び交い、笑顔とエネルギーが会場いっぱいに広がっていきました。
「横のつながり」という財産
JBSが大切にしているのは、技術だけではありません。
志をともにする「横のつながり」こそが、成長と挑戦を支える力だと信じています。

また来年、ここで逢おう
懇親会は笑顔と感動の余韻を残しながら、ゆっくりと幕を閉じました。
この「再会の約束」こそ、全国ブロウティスト会議の真の価値。
知識を得る場所ではなく、「人として、技術者として、共に高め合える場所」。
「量」より「質」それがJBSです。
来年、もっと成長した自分で、また大切な仲間と笑い合えますように。
おわりに──眉の技術は、人生の技術
年に1度の全国会議は、ただのイベントではありません。
それは、私たちがなぜこの仕事をするのかを問い直す、「志の再確認の場」でもあります。
JBSは、これからも「眉で人生を変える」技術と教育を通じて、
アイブロウ業界のプロフェッショナルの道を、共に歩んでいきます。
ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました!