最近では、アイブロウ専門サロンだけでなく、美容室やトータルビューティーサロンでも「眉メニュー」を見かける機会が増えてきました。
それでも、まだまだ美容室では、
「眉カットはしているけれど、本格的な眉メニューはない」
「シェーバーで少し整える程度」
「眉は専門サロンに任せるものだと思っている」
というケースも少なくありません。
JBSでは、美容師さんこそ、眉の技術を身につけるメリットが大きいと考えています。
今回は、美容室にアイブロウメニューを導入する価値について考えてみます。
美容室で眉を整えている人は、すでにいる
アイブロウ専門サロンでお客様のお話を聞いていると、
「今までは美容室で眉毛も整えてもらっていました」
という方は珍しくありません。
特に男性の場合、髪を切るタイミングで一緒に眉を整えてもらっていたという方も多くいます。
ただ、その中には、
「もう少し自分に似合う形にしたい」
「仕上がりに少し物足りなさを感じる」
「眉の左右差や形まできちんと相談したい」
と感じ、専門サロンを探して来店される方もいます。
美容室で行われている眉のお手入れは、これまでシェーバーや眉カットなど、ヘアメニューに付随するサービスとして提供されてきたケースが多くありました。
つまり、お客様の中にはすでに「美容室で眉も整えてもらう」という習慣があるのです。
だからこそ、そこに専門的な知識やデザイン技術を加えることができれば、美容室で提供できる眉メニューの価値はさらに高くなります。

美容師免許を持っていても、眉はほとんど学んでいない
美容師は、髪や顔まわりの美しさをつくるプロです。
しかし、美容学校で眉についてどれほど詳しく学んだでしょうか。
眉の毛流れ、骨格、筋肉、左右差、似合わせ、デザイン理論などを、実際のサロンワークで使えるレベルまで体系的に学んだという美容師さんは、決して多くありません。
そのため、
「眉毛はどう整えればいいですか?」
と聞かれても、感覚的にカットしたり、余分に見える部分だけを処理したりしているケースがあります。
もちろん、眉カットそのものが悪いということではありません。
大切なのは、なぜその部分を残すのか、なぜその形にするのかを説明できる知識があるかどうかです。
眉は数ミリ変わるだけでも、顔全体の印象が大きく変わります。
だからこそ、サービスとして「整える」だけではなく、デザインとして「似合わせる」技術が必要になります。
美容室とアイブロウ専門サロンは競合する?
美容室が本格的に眉メニューを始めると、
「アイブロウ専門サロンと競合するのでは?」
と思われるかもしれません。
しかし、実際にはお客様がサロンに求めるものによって、きれいに棲み分けができます。
例えば、
「髪も眉も一度に整えて、できるだけ時間をかけたくない」
という方にとっては、美容室でヘアと眉を一緒に受けられることは大きなメリットです。
一方で、
「昔から眉に強いコンプレックスがある」
「左右差を細かく改善したい」
「眉を専門的に相談したい」
という方は、アイブロウ専門サロンを選ぶこともあります。
眉は、もともと悩みを持っている方が多い分野です。
悩みの大きさや求める専門性によって、お客様自身がサロンを選んでいるのです。
そのため、美容室に眉メニューが増えることと、専門サロンの価値がなくなることは同じではありません。
「まず美容室で眉を整える」という入口にもなる
これまで眉をプロに整えてもらった経験がない方にとって、いきなり「眉毛専門サロンを予約する」という行動は意外とハードルが高いものです。
特に男性の場合、
「眉毛サロンって女性ばかりでは?」
「どこまで整えられるんだろう」
「自分が行っても大丈夫なのかな」
と感じる方もいます。
しかし、いつも通っている美容室で、
「眉も一緒に整えられますよ!」
と提案されたらどうでしょうか。
いつもの美容師さん、いつもの空間であれば、初めてでも挑戦しやすくなります。
美容室の眉メニューが、お客様にとって眉をプロに任せる最初の入口になる可能性があります。
一度整えてみて、
「眉が変わるとこんなに印象が変わるんだ」
「もっときれいに整えたい」
と感じれば、その後さらに眉への意識が高まることもあります。
特に男性は「美容室で全部できたら嬉しい!」
男性のお客様からは、
「髪を切るついでに眉まで全部できたら一番楽!」
という声も聞かれます。
ヘアカットのために美容室へ行き、別の日に眉のためだけに別のサロンを予約する。
美容意識が高まっているとはいえ、忙しい方にとっては時間も手間もかかります。
美容室の中で、
ヘアカット
+
眉デザイン
までトータルで提案できれば、お客様にとっても非常に分かりやすいサービスになります。
美容師はもともと、お客様の髪型だけではなく、顔立ちや雰囲気、ファッション、ライフスタイルまで見ながらヘアスタイルを提案しています。
そこに眉の知識が加われば、顔全体を見たトータルな似合わせ提案ができるようになります。
これは、美容師だからこそ発揮しやすい強みです。
お客様は「眉を誰に任せたい」と思っているのか!?
眉専門サロンだけですべての眉需要を受け止めることには限界があります。
眉を整えたい人が増えている一方で、
「近くに眉毛サロンがない」
「予約が取れない」
「できればいつもの美容室でやってほしい」
という方もいます。
そして、眉を誰かに任せるとしたら、美容師を思い浮かべる方もいます。
考えてみれば、美容師はすでにお客様から、
「自分の見た目を任せる人」
として信頼されています。
毎月顔を合わせ、自分の好みを理解してくれている美容師から、
「この眉の方がお顔に似合いますよ」
と提案してもらえる。
これは美容室にとって非常に大きな強みです。
問題は、美容師に眉を任せたいお客様がいるのに、提供できる眉メニューがまだない美容室も多いということです。
美容師の新しい武器としてのアイブロウ
これから美容室が眉メニューを取り入れるのであれば、単に眉をカットできるようになるだけでは十分ではありません。
必要なのは、
・眉の基本的な知識
・骨格や筋肉を踏まえたデザイン
・左右差の見極め
・似合わせ
・ワックス技術
・カウンセリング
・お客様への提案方法
まで含めた技術です。
髪を整える美容師が、眉まで含めて顔全体をデザインできる。
それができれば、眉は美容師にとって新しいメニューの一つというだけではなく、美容師としての提案の幅を広げる武器になります。
ジャパンブロウティストスクールでは、美容師がサロンワークの中で眉メニューを提供できるよう、アイブロウの専門知識と技術を体系的に学べる環境を整えています。
「眉メニューを導入してみたいけれど、何から学べばいいか分からない」
そんな方は、まず眉を「整える技術」ではなく「デザインする技術」として学ぶところから始めてみてください。
美容室で髪と眉をトータルで任せられる。
そんな美容師が、これからさらに求められていくのではないでしょうか。
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